鍵盤押さえの棒がない?

鍵盤押さえ棒取り付け2013.7
なぜか、鍵盤押さえがついていなかったのです・・

先週、パサージュの親方尾崎さんがやってきました。ようやく日程が決まり、何度も何度も日時を調整し、当日になった、尾崎さんは予定より1時間早く到着したのに、「合うネジがないので、またの機会に」と言ったのですよ。は? またの機会ってどういうこと?と思った。ともあれ、昨年末に購入した私のピアノ、グロトリアンシュタインヴェヒに鍵盤押さえの棒の取り付け作業にこぎつけたのだから、今日やってもらわないとね。近くに材料がたくさんあるホームセンターがあったので、場所を教え車で往復してもらい→棒に穴を開け、鍵盤の間に立っているネジ棒にネジ止めして、数十分で作業終了。

ピアノの専門運送屋さんが鍵盤押さえの棒がないことに気づいていて、購入元にできるだけ早く伝えた方がいいと言ってくれたのですが、気になりつつもどう伝えるべきか、困っていたのです。店に連絡したのは、ここ数年、家に来てくれているコンサート調律師様から、これだけ高さのある棒が付属していないのはおかしい、1年も経っていない購入品についてであることから、無料で取り付けてもらうのは当然だ、とアドバイスされたからであった。 電話をしたところが、電話に出たピアノパッサージュの女性ピアノ技術者は、気のせいだろうとか、クランプ棒がついていないのを自分たちのせいとは認めず、驚いたことに客のせいにしてきたのである。私は楽器を一括購入したのだか、ローンなどではないのよ。随分な酷い対応だこと。あんまりではないか、ピアノ販売業者として有名なところではあるからもう少しまともかと思っていたが。尾崎親方さんに伝えますと、自分の監督不行き届きをあっさり認めた。しかしながら、尾崎さん自身は輸入ピアノに携わって30年、ヨーロッパのピアノについて見識豊かな方で、鍵盤押さえがないメーカーや、フェルトがなく木の棒が直接鍵盤に付いているメーカーなど、興味深い話を聞かせてくれました。他のヨーロッパのピアノの話も、なかなか興味深かったのですが、木の棒を取り付けた後の弾き心地については、尾崎親方さんはピアノの調律師であるというのに、全く興味がなかったようです。売ってしまった後はもうどうでもよかったのでしょう。懐が潤えばね。そう、弾いてみると、鍵盤押さえの棒は、あるとないとでは大違い!でした。

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