ウィーンの名ピアニスト、ブッフビンダー氏がベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を弾いてくれるコンサートが、東京・春・音楽祭の期間に開催されていたのだが、うーん、用事と重なってしまい、行きたくても行けず、残念に思っていた。そんな時、絶妙のタイミングでドイツの名門レコード会社グラモフォンSTAGE⁺から、3月21日と22日の夜に生中継が見られるというメールが届いた。21日の夕方、翌日午前中はAYAKO先生がサロンコンサート出演だったが、2人で生中継を見た。22日ももちろん視聴した。
77歳のブッフビンターさんの優雅な演奏。彼の演奏を聴くのは本当に楽しい。ライブ映像には私の仕事上のお知り合いも客席に座っている姿が映っていた。私は上野の東京文化会館小ホールには通い慣れているので、PCの画面越しでも生演奏を間近に感じて聴くことができたが、お知り合いMの先生が現地ホールで生演奏を聴いたという感動の投稿を読んで、うらやましくなった。やはり、会場で演奏から感じられるものを体験することが大切なのよね。

