前回、長音階/メジャー・スケールにおける隣り合う音の間隔について記しました。全音は長2度、半音は短2度であり、実際にはドレ、レミの音程よりもミファの音程の方が狭い。2つの音の関係は、全音(長2度)と半音(短2度)では緊張度がかなり違います。
ドレミファソラシドの音階は、階段やエスカレーターやエレベーターみたいに上がり降りしているのですが、感じ方は人それぞれかもしれません。
ピアノはあらかじめ調律されているから音程にまで気を使わなくても何となく弾けてしまうが、表現豊かに弾くためには、自分で音程を作らなければならない弦楽器やボーカリストと同じように、音程に気を配ることが大切だと思っています。
