ハノン⑩スケールカデンツ 其の8 スケール全調通しで弾く3度下へ下へ

ハノンの第39番はスケールカデンツが全部書いてあり、調号がないc-メジャーとa-マイナーから始まり、長音階と短音階をジグザグに行来しながら、5度圏を反時計回りに進む順で書かれています。

調号なしの長音階と短音階の組み合わせでド(長音階メジャースケール)→ラ(短音階2種マイナースケール)→調号♭一つの長音階と短音階の組み合わせ、あとは省く・・・・

音階には性格がそれぞれあるので、曲を弾く時のイメージつくりやタッチや弾き方の参考になります。

さて、No.39を楽譜通りに弾き進めていくと、長調短調を交互に3度下に向かって行く。

こんな感じです。

ド→ラ→ファ→レ→♭シ→ソ→♭ミ→ド→♭ラ→ファ→♭レ→♭シ→♭ソ(#F)→♭ミ(#D)→シ(♭ド)→#ソ(♭A)→ミ→#ド→ラ→#ファ→レ→シ→ソ→ミ→ド 元に戻ってきた。

やったことがある方はご存知でしょう!

フラットが1つから5個6個と増えて行くと、途中で同じ鍵盤を弾く異名同音の調がいくつか現れ、シャープの調の領域にいつの間にか移って行き、シャープの世界へ。シャープが段々減って調号がシャープ一つから調号無しになると、はじめのC-メジャーに戻る。

所要時間約10分位ひたすら掘り進む感覚。

Photo by Pixabay on Pexels.com 3度下へ下へと、弾き進む。スケールカデンツだけでも体力使うかも?

投稿者: forestmusic

こんにちは♪ピアニスト・ピアノ指導者、アーティストの演奏会企画をしております。生徒さんとのレッスンは毎回新しい発見があって楽しいです。

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