スケールの最終音に続き、定型の和音進行で弾く最後尾の部分をカデンツと言います。ハノンNo.39カデンツは左手がオクターブ、右手は7度音程の配置の為、子供の手では指が届かないこともありますから、スケールは2オクターブ程度まで、5指の範囲で弾けるカデンツが載っている「こどものハノン」「スケール・アルぺジョ」をお子様初歩レッスンでは使います。コードネーム、キーボードハーモニーやコード進行の基本、和音は展開形の形、ポジションを覚え、音域を広げていきます。C-major ドミソ ミソド ソドミ のように、3個や4個の音の順番を入れ替えていく転回形、和音の変化や調性が感じられるようになりましょう。和声進行とペダリングは密接な関係があるので、お子さんの上達のため、最初からペダル付きのピアノ、是非ご用意くださいね。
