9月1日に行われたオーディションで、チェロの方のピアノ伴奏を担当させていただきました。約20年前、地方コンクールで最高位の成績を収めたことのあるアマチュアのチェリストでいらっしゃり、今回の曲はチェロの名曲中の名曲であるハイドンのチェロ協奏曲第2番ニ長調。80歳を目前にして挑戦される姿には、本当に頭が下がる思いです。常に前向きで挑戦し続ける姿勢に、深い感銘を受けました。 今回の伴奏を通じて、古典派の楽曲に対する理解を深め、演奏解釈やアンサンブルについて多くの学びを得ました。
初めてハイドンの曲を伴奏したのは高校1年生の時で、ハイドンの有名なトランペット協奏曲だった。弾いていてわくわくする曲で楽しかった思い出が。今回は弦楽器伴奏だったけれども、協奏曲の名曲といえば、日本管打楽器コンクールでモーツァルトのオーボエ協奏曲の伴奏をした時のことを思い出します。オーボエの名曲R.シュトラウスのオーボエ協奏曲伴奏も思い出深いです。室内楽ピアニストとして高名な岩崎淑先生のレッスンを受けたとき、アンサンブルピアニストとしての秘訣を語ってくださったことが印象に残っています。
