故人の後片付けで毎日バタバタと過ごし、
3月4月の2か月で広島を5往復しておりました。
そんな中、義母宅のお隣のお兄様には
日頃から本当にお世話になっており、
先日は開けにくい義母宅の鍵に手こずり、
困り果てて、お隣に助けを求めに伺ったところ…
突然の訪問にもかかわらず、
快く客間に通してくださり、
お宅の素晴らしい庭園を眺めながら、
昔話や美にまつわるさまざまなお話を伺うことができました。
「美を美と感じる人と、そうでない人。
それぞれの感性って、興味深いね」印象的な言葉でした。
客間には、なんと
艶消しの漆黒ボディ、格子型の譜面台が美しい
80年前のスタインウェイM型(170cm)が設置されており、
「ぜひ弾いてみて!」と声をかけていただいて、
ドビュッシーを2曲ほど、少しだけ弾かせていただきました。
その音は、優しくて温かくて…
特別なひとときでした。
