これはかなり昔の話です。ある小学生生徒様のレッスン中、付き添いとして来ていたお父様が、ボロボロになった『バイエル教本』――まさに彼が子供の頃に使っていたもの――を取り出し、突然私に説教を始めたのです。「僕は小学6年生の時、バイエル教本が弾けなくて挫折してピアノをやめたんだ。だからバイエル教本は世界で一番難しい教本なんだ!」。親としてお子様のレッスンに付き添ううちに、自分が子供の頃にタイムスリップしてしまって身体は大人なのに気持ちは小学生になってしまったようです。やれやれ。(゚o゚)/(゚o゚)/
