ツェルニー100番練習曲は必要ですか?

現在ブルグミュラーの『25の練習曲』と『プレ・インヴェンション』に取り組んでいる小2生徒さんのお母様から、「子供にチェルニーの『100の練習曲』を練習させるべきでしょうか?」という質問を受けました。私の答えはこうです。「ハノンのスケールやアルペジオの練習は不可欠であり、チェルニーの『100の練習曲』を練習することは、確かなテクニックを身につける上で間違いなく役立ちます。お子さんがブルグミュラーの25の練習曲やソナチネから数曲ずつを、クオリティ高く仕上げた経験があるならば、『100の練習曲』を飛ばして、そのまま『30の練習曲』に進むという選択肢もあります。私は、様々な時代の多様な作曲家の作品に触れることが重要だと考えています。

数年前、他教室から移ってきた小学3年生の生徒が、チェルニーの『100の練習曲』からすでに50曲以上を弾いていましたが、お父様は、家で娘がチェルニーばかり弾いているのを聞くのにうんざりしまう、娘にはもっと幅広い作曲家の曲を弾いてほしいと、私に話してくれました……その気持ちはよくわかります。しかし、『チェルニーの100の練習曲』には魅力的な曲がいくつか含まれており、「まるでシューベルトのようだ」と感じられる美しい旋律に出会えることさえあります。

私は小学校1年生の時にピアノを習い始め、最初はバイエル教本の下巻から始めました。ハノンについては、最初から大人向けのスケールとアルペジオの教本を使用しました。ブルグミュラーは『25の練習曲』と『18の練習曲』を。ツェルニーの練習曲については、『リトル・ピアニスト』、『100の練習曲』、『30の練習曲』、『40の練習曲』、『50の練習曲』を学びました。また、クラーマー=ビュローやモシュコフスキー(作品72および『左手のための練習曲』)、クレメンティから。ショパンの練習曲も学びました。当時は、こうした練習曲を網羅的にこなすことがごく当たり前でした。今振り返ると、チェルニーの練習曲をやり通したことは決して無駄ではありませんでしたが、ピアノ音楽の世界には他にもやるべきことが山ほどあるのです。

投稿者: forestmusic

こんにちは♪ピアニスト・ピアノ指導者、アーティストの演奏会企画をしております。生徒さんとのレッスンは毎回新しい発見があって楽しいです。

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