連休は皆様いかがでしたか?🌷今日は、中学生生徒さんとレッスン、強弱について。🎶アナリーゼや理論の話が通じる生徒さんでgoodです。

茨城県つくば市ピアノ教室/音楽がある生活で人生心豊かに
連休は皆様いかがでしたか?🌷今日は、中学生生徒さんとレッスン、強弱について。🎶アナリーゼや理論の話が通じる生徒さんでgoodです。

スケールの最終音に続き、定型の和音進行で弾く最後尾の部分をカデンツと言います。ハノンNo.39カデンツは左手がオクターブ、右手は7度音程の配置の為、子供の手では指が届かないこともありますから、スケールは2オクターブ程度まで、5指の範囲で弾けるカデンツが載っている「こどものハノン」「スケール・アルぺジョ」をお子様初歩レッスンでは使います。コードネーム、キーボードハーモニーやコード進行の基本、和音は展開形の形、ポジションを覚え、音域を広げていきます。C-major ドミソ ミソド ソドミ のように、3個や4個の音の順番を入れ替えていく転回形、和音の変化や調性が感じられるようになりましょう。和声進行とペダリングは密接な関係があるので、お子さんの上達のため、最初からペダル付きのピアノ、是非ご用意くださいね。

音階スケールの続き。
1オクターブ
ドレミファソラシドシラソファミレドが弾けるようになって、次は2オクターブのスケールを弾こうとして、あらら~~~~????っとなる人も多いかな
1オクターブ ドレミファソラシド は、右手ですと
12312345の指番号で弾きますが、
2オクターブ上り下り ドレミファソラシドレミファソラシド は、
1231234①2312345432①32①432①32①
3オクターブ ドレミファソラシドレミファソラシドレミファソラシド は、
1231234①231234①2312345432①32①432①32①432①32①
4オクターブ ドレミファソラシドレミファソラシドレミファソラシドレミファソラシド は、
1231234①231234①231234①2312345432①32①432①32①432①32①432①32① となります。
ハノンのNo,39スケールNo,39は、4分の4拍子、小節線が描かれています。4オクターブ上り下りを連続で区切らず弾くと、このような感じ、
ドレミファ|ソラシド|レミファソ|ラシドレ|ミファソラ|シドレミ|ファソラシ|
ドシラソ|ファミレド|シラソファ|ミレドシ|ラソファミ|レドシラ|ソファミレ|ド
1231234の次の音は5の指の代わりに①の指から弾く、折り返し地点も含め、重なり合うところが何か所かあるということ、忘れないでね。
いわゆる「ハ長調」の音階スケールの指使いでしたが、この指番号であといくつかのスケールが弾けますが、全然違う指番号で弾くあといくつかのパターンがあります。
まあ、これはレッスンの生徒さんとお話することに。

短い時間で自力で仕上げていく力が大事ですね。レッスン時間が練習時間になってしまわないように、自力で読譜する力を身につけて、効率良くおうち練習が進めて行けるように、見てすぐ弾く、初見力を生徒ちゃん達にはつけてほしいです。
ソルフェージュを取り込んだレッスン、rちゃんのレッスンの様子です。
左手リズムを先ずは20秒初見してリズムを正確に打ち練習後楽譜どおりに弾き、右手メロディーは初見視唱で🎤歌い、それから楽譜通りに両手で弾きました。更に強弱とフレージングにアクセントなどもどうしたらいいのか考えて弾き、仕上げ。
5分程の時間で易しめの曲を形にするトレーニングでした。続けると、読譜力がつきますよ。
好き嫌いとか言う前に、まずはなんでも弾いてみ!

ハノンの第39番はスケールカデンツが全部書いてあり、調号がないc-メジャーとa-マイナーから始まり、長音階と短音階をジグザグに行来しながら、5度圏を反時計回りに進む順で書かれています。
調号なしの長音階と短音階の組み合わせでド(長音階メジャースケール)→ラ(短音階2種マイナースケール)→調号♭一つの長音階と短音階の組み合わせ、あとは省く・・・・
音階には性格がそれぞれあるので、曲を弾く時のイメージつくりやタッチや弾き方の参考になります。
さて、No.39を楽譜通りに弾き進めていくと、長調短調を交互に3度下に向かって行く。
こんな感じです。
ド→ラ→ファ→レ→♭シ→ソ→♭ミ→ド→♭ラ→ファ→♭レ→♭シ→♭ソ(#F)→♭ミ(#D)→シ(♭ド)→#ソ(♭A)→ミ→#ド→ラ→#ファ→レ→シ→ソ→ミ→ド 元に戻ってきた。
やったことがある方はご存知でしょう!
フラットが1つから5個6個と増えて行くと、途中で同じ鍵盤を弾く異名同音の調がいくつか現れ、シャープの調の領域にいつの間にか移って行き、シャープの世界へ。シャープが段々減って調号がシャープ一つから調号無しになると、はじめのC-メジャーに戻る。
所要時間約10分位ひたすら掘り進む感覚。

スケールに使われる音は組み合わせが一般的には24種類と言われていますが、実際はもっと沢山の調性が存在します。その理由は、異名同音と言って、同じ鍵盤が、変化記号の付け方で全く違う名前になるから。
実際の楽曲で、五度圏表には書かれてない調で作曲された曲は色々あります。例えば、dis-moll=D#マイナー等は五度圏表には通常書かれていませんが、dis-mollはes-moll=E♭マイナーと同じ鍵盤をつかい、両者は別々の存在として成立しています。同じ鍵盤を弾くというのにね、#系と♭系で名前も別の名前になるなんて、さらに、両者別の響きに聴こえ、なんとも不思議な雰囲気を醸し出します。

音は横に並べると、メロディー(旋律)。積み重ねると、コード(和音)になる。
まだまだ続く、スケールの話です。
長音階メジャースケールを覚えたら、短音階マイナースケール和声短音階を覚えます。
長音階と和声短音階の違いは、3番目と6番目の音が半音下がる(左👈隣の鍵盤を弾く)という点。
長音階
ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
が、
和声短音階
ド レ ♭ミ ファ ソ ♭ラ ♮シ ド
になる。隣りの音同士の距離は
全 半 全 全 半 全+半 半
となります。
もう1種類の短音階は上りは旋律短音階、下りは自然短音階というように、名前が違いますが、上り下りをまとめて旋律短音階と呼びます。和声短音階が一部分変化した形です。
旋律短音階上行形は、
ド レ ♭ミ ファ ソ ♮ラ シ ド
全 半 全 全 全 全 半
旋律短音階下行形は自然短音階とも呼ばれます。下行形だから、逆順に降りてきますね。
ド ♭シ ♭ラ ソ ファ ♭ミ レ ド
全 全 半 全 全 半 全
というように、
短音階は、和声短音階と旋律短音階(上りは旋律短音階、下りは自然短音階)があって、説明が少しややこしいんですよね。
行きと帰りは同じ道を通る😀短音階と、行きと帰りが少し違う道を通る😄短音階があるということです。
短音階も、隣同士の距離、離れ具合は、長音階と同様、どこから弾いても同じくになります。

スケール、音階の続き。音階は同じ音からオクターブ上の同じ音まで、何処からでも言えるように呪文のように唱えると直ぐ覚えちゃいます。
ドレミファソラシド♥レミファソラシドレ♥ミファソラシドレミ♥ファソラシドレミファ♥ソラシドレミファソ♥ラシドレミファソラ♥シドレミファソラシ♥😀次は? 何の音から? これは順次進行の練習でもあります。
さて、つぎは、一つおき、3度音程の練習になります。
ド ミ ソ シ レ ファ ラ ド
レ ファ ラ ド ミ ソ シ レ
これは和音です。積み重ねる形、cordコードの学習練習ですが、楽譜の五線紙の読みに直接つながるのでドレミファソラシドを覚えたら、この3度音程のトレーニングは直ぐにやります。
奇数、偶数。1.3.5.7.9.11.13と重なる和音。7の和音と言っている和音記号の理解につながる。
五線は、ト音記号の線の音がドミソシレファラ、ト音記号の間はレファラドミソ、の音に当たるから、へ音記号の読み方にもハ音記号の読みにも応用出来る。
来た道を来た順に帰ってこれるかな??!?!?
これが、ポイント。
