イタリアのピアニスト、マウリツィオ・ポリーニ氏が82歳で亡くなった。
1980年代にサントリーホールで初めてポリーニ氏の演奏を聴いたとき、洗練されたタッチ、卓越した解釈力、圧倒的な正確さに感服し、人間の域を超えていると思ったことを覚えている。

茨城県つくば市ピアノ教室/音楽がある生活で人生心豊かに
ウィーンの名ピアニスト、ブッフビンダー氏がベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を弾いてくれるコンサートが、東京・春・音楽祭の期間に開催されていたのだが、うーん、用事と重なってしまい、行きたくても行けず、残念に思っていた。そんな時、絶妙のタイミングでドイツの名門レコード会社グラモフォンSTAGE⁺から、3月21日と22日の夜に生中継が見られるというメールが届いた。21日の夕方、翌日午前中はAYAKO先生がサロンコンサート出演だったが、2人で生中継を見た。22日ももちろん視聴した。
77歳のブッフビンターさんの優雅な演奏。彼の演奏を聴くのは本当に楽しい。ライブ映像には私の仕事上のお知り合いも客席に座っている姿が映っていた。私は上野の東京文化会館小ホールには通い慣れているので、PCの画面越しでも生演奏を間近に感じて聴くことができたが、お知り合いMの先生が現地ホールで生演奏を聴いたという感動の投稿を読んで、うらやましくなった。やはり、会場で演奏から感じられるものを体験することが大切なのよね。


3月1日、3月2日両日、2024年夏をピティナピアノコンペの課題曲説明会を聴きに出かけてきました。
このコンペティションは課題曲がとても沢山あるので、今の時期、毎年楽譜を大量購入しています。今年も良い曲がたくさんあるので、この時期は普段のレッスンに課題曲をレッスンします。
出てみたいチャレンジしてみたい興味がある生徒さんは講師まで、遠慮なく申し出てください😊ほかにもいろんなコンクールがあります。要項を必ずご確認ください!
仕上がりのクオリティが大事なので、時間をかけて臨みます。早めに取り組むことです。夏コンペに出たい場合は3月中にご相談(新規ご入会歓迎)ください。
①動画参加*課題曲チャレンジ2曲または4曲 コンペがはじめての生徒さん、学年に応じた級の曲がレベルが高くて難しい場合は、自分のレベルに合う級からまずはチャレンジしてみましょう。
②実地会場での予選参加、ソロ、連弾何をどこで弾くのか、自分なりにイメージしてスケジュールを立てましょう。
③動画で予選参加(実地予選と組合せ)今年は、動画予選があるのですね。2回予選が受けられるので、1回は動画参加もよいですよね。



小学2年生のピアノの生徒に「5度圏」のレッスンをしているときの様子です。5度圏は、ピアノを弾く人だけでなく、西洋音楽を弾く人には必要不可欠なものです。その仕組みを理解することが、演奏するとき、楽譜を読み解くための重要な鍵なのです。楽譜を見ただけで何調かわかる、楽譜を見ただけで楽譜に書かれた曲が頭の中で音楽として鳴り出す、という段階になるまで上達すると、かなりの曲を一人で弾けるようになります。
スケール・アルペジオ・カデンツはピアノ演奏の基礎中の基礎で、絶対に必要なものです。当教室では、初心者の生徒さんには、根津栄子先生の著書「スケール・アルペジオ」を使って、ピアノを弾くために必要な体の動きを身につけるとともに、頭と体のエクササイズをしています。


最近、子どもたちの未来には素晴らしい可能性が広がっていると、ますます感じています。全国から集まる子どもたちが繰り広げる競争の雰囲気は、感動的であり、努力の価値を実感させてくれます。ただし、努力の度合いは人それぞれであり、競争の中で自分の良さを否定されたように感じる必要はありません。大切なのは、「めげずに前進する」ことを学ぶことです。
J.S.バッハの「インヴェンション」のように、音楽の世界は奥深く、その美しさを感じるためには、実際にコンクールの緊張感を経験した人にしか分からないこともあります。
ひとそれぞれの道のりは異なるため、他人と比較しすぎて点数に一喜一憂するあまり、ピアノを弾く意味を見失わないようにしましょう。わずかなミスが大きな影響を与えることもありますが、コンクールは音楽を奏でる楽しさを忘れないための一つの手段です。生徒たちには、勝ち負けにとらわれず、音楽そのものを大切にするよう伝えています。これは簡単なことではありませんが、とても大切なことです。

ショパンの新エチュード第1番ヘ短調を弾き始めた小学5年生の生徒ちゃん。この曲では、左手は4つの8分音符を弾き、右手は3つの4分音符を同時に弾く。4で3を割るのは数字的に不可能だが、3連符は左手の4拍と比べ、できるだけ均等に割る必要がある。
左手が6つの8分音符と同時に右手が8つの連符を弾いたり、2つの異なるリズムを同時に弾くのに非常に苦労する人もいるようだが、この生徒さんは大丈夫そうだ。
内向的でややシリアスなヘ短調のショパンの曲であるが、
メロディーを左手8分音符4つ、右手16分音符8つを3:3:2の割合で弾けば、ブラジルのサンバのような陽気な曲に大変身する。
陽気なラテンのノリでリズム練習、いい!かもしれない。
