今弾いている曲は、一体どの調なんだろう? 毎日、全24の調全てのスケール・カデンツを練習しましょう。スケール・カデンツは、どんな曲を弾く上でも最も基本的な要素です。旋法や音列で書かれた曲であっても、その曲を構成する音符の並びを理解すれば、弾きやすくなります。
暗譜していくまでの期間中、ピアノを弾く際、「見る」「読む」「弾く」「聴く」というプロセスは、ほぼ同時に進行しますが、これらの要素のうち一つでも欠けてしまうと、長い音符や短い音符を聴き分けられなかったり、臨時記号を付け忘れたことに気づかなかったりすることがあります。
ちなみに、調号は一種の事前警告のようなもので、楽譜のはじまりの場所であらかじめ教えてくれています。
臨時記号は、その名の通り一時的な指示であり、例えば「この小節ではこの音にダブルシャープが付く」といったものです。この指示は小節内では、一度だけしか書かれません。したがって、同じ小節内で同じ音符が2回目以降に現れる場合、その音符に対して臨時記号を再度書き込まないのが一般的な慣習です。
これを忘れてしまい、2回目に書かれなくても臨時記号が有効であることに気づかないということは、自分の演奏に耳を傾けていないことを意味します。
